熊谷市医師会看護専門学校
 
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校長の言葉

 

桜と花菜のコントラストが素晴らしいこの良き日に、入学式を迎えられた熊谷市医師会看護専門学校及び附属准看護学校の諸君・保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。また、熊谷市市民部長並びに熊谷市医師会長をはじめ、ご来賓の方々にはご多用のところご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。

我々の看護専門学校は三十八年、准看護学校は、五十七年も続いた訳であります。歴史の重みを感じさせる両校であります。昨年度までに送り出した卒業生総数は、看護専門学校では約一,三〇〇人、准看護学校では約二,三〇〇人であります。まさに、埼玉県北部の地域に根差した、働きながら看護師資格を取れる専門学校として在り続けてきた訳であります。しかし、最近では埼玉県内にも多くの医療系大学が設立され、看護系専修学校の状況も厳しい変化をなしつつあります。私どもは、それらの変化に対応して今まで以上に学生ファーストで且つ、質の高い看護教育を行っていかなければならないと考えております。

熊谷市医師会では来年度からこの二校を統合し、熊谷市医師会看護専門学校の看護学科および准看護学科として、五年一貫教育を目指す質の高い看護学校として新たに出発する計画でございます。

さて、看護専門学校の諸君は、これから三年後に看護師国家試験を受験し、看護師を目指します。准看護学校の諸君は、二年間の後、准看護師資格試験を受験し、准看護師として医療現場に出るか或いは、看護専門学校へ進学することになります。

今日の医療は日進月歩で、新しい診断法や治療法などの情報が次々に入って来ます。また、一人の患者様に対して多くの専門職が関わるチーム医療の重要性が高まっております。その中で、看護師は、医師と共に医療の中心になります。従って、日々の研鑽、また、生涯にわたり高度な医学的知識及び技術を得ようとする意欲が必要になって参ります。

一方で、看護師は、医師以上に患者様に対して身体的接点のみならず、精神的な接点を最も多く持つ職種であります。
 私もつい最近、体を悪くし患者としての経験を持ちましたが、検査でも治療でも、心が弱っている患者様にとっては、看護師の一言一言ほど、心に響き、救われるものはありません。そのため、看護師は医療人として、また人としての最低限の常識や、患者様の気持ちになって考えられる人間性が求められます。皆さんはこれから、授業や実習を通してそれを学んで行くことになります。働きながらの勉強は大変だと思いますが、それだけに、資格を取れた時の喜びは大きいのです。

両校の学生諸君は、今日の良き日を無駄にしないために、一度入学したからには、最後まであきらめず、ともかく卒業し、試験に合格し、必ず資格をとるという気持ちで頑張って頂きたいと思っております。
 ところで、この間には今申し上げました苦しいことばかりではありません。新しい友人との出会い、研修旅行、学園祭或いは指導教員との親しい触れ合い、それらの思い出を沢山作って頂き、メリハリの利いた学生生活を送って頂きたいと思います。それが長続きをさせるコツだと思います。

本日出席した諸君の卒業式には、全員で、一人も欠けることなく出席できるよう祈念し、本日の学校長の式辞とさせて頂きます。

平成二十九年四月五日

熊谷市医師会看護専門学校校長
井埜利博